履歴書の学歴は、小学校から記入します。
記入する際は、小学校・中学校は「平成●年 ●月 ○○県立○○小学校(中学校) 卒業」というように、卒業のみを記入し、高校からは入学・卒業を記入します。
また、学生の方で就職活動中の方は、現在通っている「学校名 卒業見込み」と記入しましょう。
職務経歴はアルバイトやパートを除く、今までに就職した全ての企業名を記入しましょう。
職務経歴を記入する際、記入欄に職歴が入らない場合は、職務経歴の欄に「別紙参照」と記入し、履歴書とは別の紙で職務経歴を記載することも可能です。
履歴書には、その企業に就職したいと思ったことをアピールする「志望動機」はもちろん、あなた自身のことを伝えるための「自己PR」や「長所短所」を記入します。
履歴書は、あなた自身のことを表明するためのものなので、自分の気持ちを書く項目となると、どれも同じようなものに感じる文章になる可能性があります。ここでこの3つの違いを確認してみましょう。
「志望動機」は、その名の通り、「その企業に求人応募したきっかけ」を記入する項目です。あなたが「どこでその企業のその職を知ったか」「何故その企業のその職に就きたいと思ったか」「その企業のその職に就いて、どう働きたいか」を、文章を使ってアピールしましょう。
「あなたが」「その企業で」、というのが重要です。
同じ職の同じ仕事が出来る企業は、他にもたくさんある場合が多いです。また、採用する側の企業も、あなたと同じような働きが出来る求職者、もしくはそれ以上の働きが出来る求職者から採用する人材を選ばなければなりません。
何故「その企業」でないといけないのか、応募した企業の資料やサイトはもちろん、他の同じような職が出来る企業と比較し、その企業にしかない、「この企業は他にはないこういう所があるから素晴らしい・私はそんな貴社で働きたい」ということを見つけ、その気持ちを志望動機に記入しましょう。
長所短所は、志望動機よりもあなた自身のことを記入しなければならない項目なので、自己PRと混同してしまう場合があるかもしれません。
長所短所というのは、「自分はこういうことが出来て、こういうことが出来る人材」ということをアピールし、「その一方で、こういう部分もあるので、直していきたい」という、「自己分析ができ、また、自分の悪いブブンを客観的に判断してそれを対処する方法を考案し、努力している」ということを伝える項目です。
長所も短所も、出来るだけ仕事に関係があるようなものを記載し、長所と短所が関係しているものだと、文章にしやすいです。
文章を短所だけで終了させないようにしましょう。「短所は~という部分なので、~ということを行っていき、克服していきます。」という、解決しようとする努力が伝わる文章にしましょう。
自己PRは自己紹介とは違い、「私はこういう人材なので、採用された際にはこういったことで貴社に貢献できます」ということをアピールする文章です。
「私はこういった人です」と、まずは自分がどんな人間か客観的に判断していることをアピールし、今まで経験したアルバイト、職業、または学生時代の活動などの経験を例にして、「~ということから、こういうことを学びました」という、経験から成長したことを伝えます。
こういった例を用いて、「私はこういうことが出来た人間・出来る人間なので、貴社に入社したら、こういったことを活かします」という文章で締めます。
経験談は、あなたが過去に行ったことから、あなたを判断しやすくするものです。
出来るだけ就きたい企業や職に結び付け易いものだとさらに良い印象になります。
趣味や特技の項目の記載を謎に思い、趣味や特技の名称を記入しているだけの方、いませんか?
まず、趣味や特技の項目を記載する理由は、「その人に息抜きをするものはあるのか」と企業が知るためです。働きたい職業に就いたとしても、働いているとストレスは溜まります。趣味や特技に記入されているもので、企業は、その人が仕事で溜まったストレスを仕事以外のことで発散することは可能なのかを判断します。
また、趣味や特技の項目も自己PRの項目と言っても過言ではありません。「その趣味をどのくらいしているのか」ということで、長い年月続けている人からは「継続が出来る人」と判断でき、趣味が多彩で長続きしない人でも、「好奇心旺盛で新しいものに目を向けやすい人」と、書きようによっては判断できます。「年間で○○くらい」など、具体的な数字を表せる趣味は出来るだけ数字で表し、特技を活かして過去にこういうことをした、ということも記載すると良いでしょう。